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代表の挨拶

立ち上げるきっかけや活動への思いについて

尾舘 祐平

 さいたま市若者会議の始まりは私個人のとても小さな疑問からスタートしました。「なぜ若者は、みな東京に集まるのだろう?」「(東京に行かなくても)埼玉でも十分挑戦できると思うし、もっと自分の地域で価値発揮が出来る場があったら良いのに。」という疑問がありました。そんな気持ちを抱きながら大学に入学後、埼玉で何か始めようとしている若者が集まる挑戦的な場を探していました。

 しかし、私には見つかりませんでした。そこから、場がないのであれば、自分で作るしかないと思いました。(当時大学1年)無いものは生み出せば良い。とても単純なことだと思います。そこから、とりあえず一人ではなく何人か同じ想いを共有できる仲間をつくろうと思い、「さいたま市若者会議をつくります。一緒にやってくれる仲間を募集しています」とSNSで募ったのが始まりです。そして、何名か集まれば嬉しいなと思っていたところ19名もの素晴らしい方が集まりました。ここは嬉しい誤算です。こうして結成されたのがさいたま市若者会議です。

 そこから、約半年間は地元の知名度ゼロの市民団体として、まずは存在を認知してもらうことから始めました。この半年を私たちは0期と位置付けて、主に外に向けた広報的なイベントを中心におこなっていきました。そのような小さな輪を広げつつ、地元での横の繋がりを特に大切にしていきました。そうした活動をしていくうちに「この団体はどこを目指しているのですか」「主に何をしている団体ですか」と聞かれることが多くなりました。そのとき、私はいつもこのような感じで答えています。「埼玉という土壌で若者がとりあえず一歩を踏み出せる場を目指しています。そして、そこから地域社会がちょっとでもいきいきして面白くなればいいなと思っています。何も社会を変えるのは、政治家だけではないですし、社会起業家だけではありません。そして手段も一つではありませんので、普通の市民が何かイイことをつぶやくだけでも変わるかもしれません。」そのため、さいたま市若者会議では取り組むことは決まっていません。やりたいことをどんどん宣言してもらって若者会議内で共感を得られたら、実行に移す行動(アクション)をしてもらっています。若者会議は 会議 という言葉が入っているので、討論する場と思われやすいですが、ここ“”では一歩を踏み出すことを大切にしています。こうした団体ですので、何もしないで口だけで行動をしない方や、不平不満だけを述べる方にとっては少々居づらい環境かもしれません。何かを得たいのであれば自分から動くということ。これは至極当たり前のことであると思っています。ギブ100回出来る人になることで、初めてテイク1回をもらえるのです。これは、私が昔お世話になった師匠の言葉です。考え方は、人それぞれで強制をするつもりはありませんが、これから私たちの団体に入る方には、世の中や目の前の人にギブができるようになっていただきたいです。

まだまだ、団体としては出来たばかりのベンチャー団体ですけれど、これも含めて面白く感じてくれる方や何かしてみたいけど分からないという方をお待ちしています。是非、一緒にさいたま市若者会議をつくってください。さいごに地域のみなさんへいつも温かいご支援に感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

令和元年7月31日 さいたま市若者会議代表 尾舘祐平