しがない若者の読書感想文1
『1440分の使い方』(Kevin Kruse、木村千里訳)
人にとって、何が一番大事なのだろう。
お金?友達?パートナー?
こうしたものは確かに大切で、あれば充実した人生を送れそう。
でも、一度失ったとしてもがんばれば再度手に入れられるもの、とも言えるだろう。
そう考えると、
一度失うと元に戻らないものが一番大事なのかも。
それって、時間では…?
今回は、そんな「時間」のお話を持ち寄りました。
自己紹介
はじめまして!
副代表のおがちゃんと申します。
この春、社会人の仲間入りをさせていただき、
日々社会勉強しております。
そんな自分が、
同年代や上の方、そして学生の方などがどう考えているのか、どう生きているのか、興味があって、
それを知るにはと思い、本を通して考えを発信しつつご意見賜れればと思っております。
そんな感じで自己紹介は終え、
本紹介に入っていけたらと思います。
話は、著者が仕事のことを考えるあまり、高速で並走するパトカーを速度大幅超過で追い抜いてしまったことから始まる。
彼は、日々の仕事に追われてしまい、いわゆる「時間が足りない病」になっていた。
To Doリストを把握しながら、部下の質問に答え続けたり、膨大な数のメールを処理し続けたり。
そうして、睡眠を削り、食事の時間を削り、土日も削り、自分が本当に大事にしたいことをできずにただ目の前の仕事をやり続けるのは酷である。
その思いから、1440分、つまり1日の賢い過ごし方を極めたのだ。
この本では、著者のヒアリングにより、
7人の億万長者、239人の起業家、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生の事例を集めている。
その内容から、共通項(時に対立する事例はあると見受けられるが)を抽出し、15の秘訣として紹介している。
MIT(最も重要なタスク)を決め、そこに時間をしっかり割くことから、
人に頼むもの(外注含む)と自分でやるべきことの区別、
メールに対応する時間帯を決めておくことまで。
特筆すべきものは、「時間帯における生産性/向いている作業の違い」である。
「朝を制する者は一日を制する」というように、
成功者は朝5時台、6時台に起きている。
そうした人は、午前中の頭の働く時間にMITを行い、会議後や午後帯は単純作業に充てるなど、
「仕事するに適した時間帯」を見つけてルーティン化している。
終わりに
この本を読んでから、
「朝早く起きよう」というので、
朝活に出たり、朝の読書会に出たり、
また、さいたま市内でも朝活を立ち上げたりしています。
火曜は大宮、木曜は浦和で、
7時くらいから8時半くらいまで行い、
通勤・通学の前にひと作業したり、語らったりして、
穏やかな気持ちで次に向かえるように送り出しあう場所を作ろうとしています。
もしご興味ありましたら、
ご参加お待ちしております!
さいたま市若者会議 副代表(アイデア大臣) 小川智貴