official SNS

Blog

イベント報告や個人的な活動などメンバーが自由に発信していきます。

近況報告ネモケンお知らせ活動報告

市長に手紙を届けました!コロナ禍の国際芸術祭

現役美大生メンバーのネモケンです。
3/18に会期再延期発表があった以来、音沙汰無し(?)のさいたま国際芸術祭2020。
6月中旬に芸術祭ディレクター・コーディネーターを通して、私が書いた文章が市長の元に渡りました!!!

おっとその前に、無期延期中の国際芸術祭を芸術祭の市民サポーターの立場から現状をリポートします。

凍結中の芸術祭

まず本来の会期は3月14日~5月17日でした。

2月終盤に14日間の開幕延期が発表され、続いて3月18日には会期未定の再延期となって今に至ります。

つまり凍結中です。😭😭😭
市の国際芸術祭開催準備室の方々や、公募ディレクター・キュレーターの方々が水面下で準備をされていることと思いますが、公式からの発信は未だにありません。

一方で市民サポーターのコミュニティではディレクター・キュレーターを交えてオンラインミーティングをしたり街中に残る芸術祭ポスターやフラッグの写真を共有したり先行プロジェクトのアーカイブをしたりしながら開幕発表を待っている現状です…。

 

公式サイトはこちら
https://art-sightama.jp/?fbclid=IwAR1ScGaDX-ykvSmNQ04wOkhxuqVLIOi5VKkGO55QYgCFNqmPN5IbuebBznM

幻となった多数のアート企画

開催まで準備を進めてきたなかで起こった感染症のパンデミック。これによってほとんどの企画が芸術祭本体に伴って延期、いくつかは中止に追い込まれました。何かを責めたところで解決しないですが…金銭的な損失はもちろんのこと、企画関係者の気持ちの落ち込みは計り知れるものではないでしょう。


芸術祭サポーターである私は企画の開催中止の影響をモロに受けました、そんな私の関わりを紹介します。

前回開催の2016年以来、私が見沼地区でのアースワークに参加するようになった延長で、今芸術祭では美術と街巡り企画の“ボーダーズ”(主催:社会芸術/ユニット・ウルス)において1年前から準備を共にさせていただきました。アーティストの皆さんが見沼たんぼ地域(緑区)に農園を借りて堆肥作りを中心に農業実験をしたり、見沼地区での活動の拠点としてそこに集まったりしていました。

私の具体的なサポート内容はこちらです!!
アーティストの作品制作
展示場所の環境整備、作品準備に関わる運搬、遠方から来るアーティストの送迎
地元関係者との関係構築
市文化財保護課、地元企業、展示拠点の地主への協力依頼
ポスター・チラシ制作
デザインの調整、広報活動準備
看板製作
看板デザイン、木材にレーザー加工

などなど…

しかしそれらの準備も全て水の泡に…。

皮肉なことに緊急事態宣言発令の翌日に紙切れとなった1万枚のチラシがウチに届きました。😭😭😭

それでも感染収束後にリベンジ開催できる日を願って準備を進めています。詳しくはボーダーズ公式ツイッターへ! https://twitter.com/borders2020?s=20

未来の開幕日までにできること

旧大宮図書館で「さいたまアートセンタープログラム」を展開中だった今芸術祭市民プロジェクトコーディネーターで写真作家の浅見俊哉さんの発案で芸術祭凍結中に考えたことの記録集を制作する取り組みの呼びかけが3月13日にスタートしました。「新型コロナウイルス凍結期に感じた事や考えたこと」としてもちろん私も寄稿させていただいたワケです。そしてその流れで寄稿文のいくつかが市長への手紙となって、6月中旬に市長と話し合いを持った芸術祭ディレクターの遠山さんによって市長に渡されたようです。

さて、6月初めに開幕延期日が発表された横浜トリエンナーレの前にも、他都市では自粛期間の早くから文化芸術支援策が発表されてます。

文化芸術都市の創造を謳うさいたま市はどうでしょうか? 😒😱

個人的な意見として、さいたま国際芸術祭の延期日程や文化芸術支援策が未だに発表されていないことに対応の遅さを感じています。芸術祭開催都市にとっての損失は市内で活動するアーティストがこの地を離れてしまうことだと考えています。長期的に文化芸術都市の創造を目指すならばコロナ禍のアーティストへの支援や対応が必要不可欠だと思いますが…。

そろそろ市から発表があってもいい頃だと思います。開幕が決まったら存分にアートに触れてみませんか?

さいたまのアートシーンは結構面白いですよ!


と締めくくる予定でしたが…本日6/30、一部報道により、さいたま国際芸術祭の「見送り」が伝えられました。正式な発表の前に報道がされたことに大きな波紋が広がっています。

読んでくださった皆さんへ

このブログを読んでくださった皆さん、まだ市からの正式な発表はされていません。
「見送り」となったならば残りの予算でアーティストや関係者たちへの金銭的支援や市民への還元がされるべきだと思います。

市民として納税者として今後の動向をチェックするのが肝要なことではないでしょうか?前回開催の後には予算のことで一悶着ありましたし…(苦笑)


以前書いたブログも是非ご覧ください!「アグリツーリズムの可能性」https://saitama-youth.com/blog/834/